本日は、小学2年生の娘が英検5級に挑戦するまでの学習計画と、家庭での工夫、そして実際に使っている教材についてご紹介したいと思います。
英検5級は、英語学習のスタートラインとして広く親しまれている検定です。中学初級レベルが対象となるため、小学生の間に英検を経験させたいと考えるご家庭も増えています。とはいえ、低学年の子どもにとってはまだ早いのでは?と感じる方もいらっしゃるかもしれません。
そこで今回は、「子どもが英検を受けてみたい!」と言い出したとき、親としてどのように学習をサポートすれば良いのか。英検5級のレベルや構成、そして実際に使っているおすすめ教材や無料アプリも交えて、詳しくご紹介します。
目次
英検5級のレベルと構成
「中学初級レベル」と位置付けられており、英語学習の第一歩に最適な級です。出題内容は基礎的かつ重要な文法や語彙が中心。試験内容は以下の通りです。
リーディング(約25分):単語の意味、正しい文の選択、短文読解など
リスニング(約20分):日常会話や短文を聞き取り、内容に合った選択肢を選ぶ形式
スピーキング(任意受験):オンライン面接で、簡単な質問に英語で答える
なお、スピーキングテストは合否判定に影響しませんが、自信をつけるには良い機会となります。
合格率は約80%とされており、しっかり準備すれば十分合格を狙える級です。
小学2年生にとっての英検5級:難しすぎない?
我が家では「本人が興味を持ったときが始めどき」と考え、今回チャレンジを決めました。とはいえ、小2の段階ではまだ抽象的な文法概念を完全に理解するのは難しい面もあります。
そのため、「ルールの理解より、繰り返しで慣れさせる」ことを重視しました。とくにリスニング力は年齢的に吸収が早く、発音やイントネーションも親以上に自然なことが多いです(笑)
一方、リーディングは語彙の習得が必要で、最初は戸惑うことも。今後の英語学習の土台を作るつもりで、丁寧に進めています。
実際に使っている教材3選
① 過去問集(英検公式)
まずは形式を知るために過去問から始めました。問題の傾向やレベル感を親が把握しやすく、実際の試験と同じ形式で練習できるので重宝しています。
→ ポイント:最初は親が隣で一緒に読んであげると◎
② 英検5級 でる順パス単(5訂版)
定番の単語集です。「でる順」なので効率よく覚えられ、イラストがついていて小学生でも取り組みやすい構成。CD音声やアプリもあるので、移動中やスキマ時間にも活用できます。
→ ポイント:書かせるより、音読とリピートで「感覚的」に覚えさせる
③ 中学教科書ワーク(文理)
教科書に沿ったワークブックで、基礎文法や読解問題も網羅されています。市販で手軽に入手でき、音声付きなのでリスニング対策にも効果的。
特に文理の「どこでもワーク」アプリは無料で使えて、音声やミニゲーム感覚のクイズもあり、子どもも楽しんで学習しています。
→ ポイント:1日1ページなど、継続しやすいペースで!
文理の「中学教科書ワーク」特典スマホアプリ「どこでもワーク」
小2ならではの英語学習のコツ
短時間・毎日が基本
集中力が長く続かないため、1回30分以内の学習を毎日続けるのが理想です。英語の歌や動画なども活用し、「英語って楽しい」と感じる時間を作ることが大切だと実感しています。
暗記より「慣れ」を優先
文法の説明より、例文を何度も音読・暗唱する方が効果的。自然に使える英語表現が増えていきます。
英検5級にチャレンジして良かったこと
明確な目標ができた
「英語がわかる」喜びを実感できた
継続学習のモチベーションになった
また、小学校の授業や英語塾の内容ともリンクしており、理解の定着にもつながっていると感じます。親も一緒に学ぶ姿勢で、ほどよく手助けするのが一番のサポートだと思います。
英語学習を始めるご家庭へ
英検5級の受験は「合格」が目的ではなく、英語との良い出会いを作る機会として活用しています。お子さんが「英語って面白い」「使ってみたい」と思えるようなきっかけになれば、それだけで大成功です。
最後に、文部科学省認定の教科書「NEW CROWN」や「SUNSHINE」などは、書店でも購入可能です。手頃な価格で基本の英語をしっかり学べるので、英語学習の入門書としておすすめです。
まとめ
・英検5級は小学2年生でも十分チャレンジ可能!
・リスニング力を活かしつつ、語彙・文法は繰り返しで補強
・教材は「過去問」「パス単」「教科書ワーク」の3本柱
・毎日少しずつ、無理なく楽しくが成功のカギ
試験まであと1ヶ月。我が家では、英検が楽しい思い出になるよう、焦らず、でもコツコツと取り組んでいきます。英語学習に関心のあるご家庭の参考になれば嬉しいです!