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小学2年:【結果公開】SAPIX 11月確認テストと今後の学習方針|計算ミスと国語の記述対策が鍵

2025年11月に実施された、SAPIX小学2年生の「確認テスト」の結果が返ってきました。今回も全体的に算数が優位という、ここ最近の傾向をそのまま反映した内容で、学習の方向性を見直す良い機会となりました。

今回のテスト結果と偏差値の推移

受験者数は1,607名。その中での偏差値は以下の通りでした。

  • 2教科総合:偏差値65前後(上位約4%)
  • 算数:偏差値66前後(上位約3%)
  • 国語:偏差値61前後(上位約12%)

前回のテスト同様、「算数 > 国語」という構図が続いています。特に算数は、難度の高い問題にも対応できており、全体として安定感が出てきた印象があります。

一方で、国語については記述式での減点が目立ち、内容の抽象性や文章中の細かな描写を拾いきれていない点が課題として浮き彫りになりました。

算数:正答率の高い問題でのミスが課題

算数は、正答率の低い問題にも取り組み正解できていた点は大きな成果でした。しかし、その一方で「正答率の高い取りやすい問題」のミスがやや見られました。

特に気になったのは計算問題でのミスです。計算の途中で数字を書き間違えたり、急いで解こうとした際の見落としがいくつかありました。低学年では処理スピードが上がってくる時期でもあるため、その分ケアレスミスも増え易くなるのかなと、、

今後取り組みたい計算力強化の習慣

計算ミスの改善に向けて、家庭学習では以下を継続していきます。

  • SAPIXの基礎トレーニングを毎日コツコツ行う
  • 公文の計算教材で計算スピードと正確性を磨く
  • 少しずつ複雑な計算問題も取り入れる

また、市販教材では、「マスター1095題 一行計算問題集」シリーズのような、基礎を固めつつレベルアップも狙えるものが定番です。無理なく取り組める範囲でルーチンに組み込んでいく予定です。

あと応用力には、「フォトン」や「トップレベル問題集」を活用し、今まで通り応用問題に慣れていこうと考えてます。

国語:記述での減点が目立つ。読み取りの“根拠”を意識したい

国語は偏差値61と標準よりやや上の位置ではあるものの、内容を見ると課題が明確でした。

特に目立ったのは、次の2点です。

  • 記述式での抽象的な回答
  • 文章中の細かな描写(表情・様子・言動)の読み落とし

これらの傾向から、感覚的に答えてしまっている場面があるのではないかと感じられました。文章を丁寧に読み、「どの言葉から判断したか」という“根拠”を持つ力を身につける必要がありますね。

国語の記述力を伸ばすために意識したいこと

低学年のうちに読解力の基礎を固めることは、3年生以降の成績にも大きく影響しそうです。次のような取り組みを継続していく予定です。

  • 音読習慣をつけ、文章のテンポやリズムに慣れる → 公文
  • ことばの意味(語彙・慣用句・ことわざ)を増やす → 言葉力1200
  • 物語文の「気持ちの変化」や「理由」を説明する練習 → 主にデイリーサピックス
  • 記述では「文章からわかる根拠」を確認

国語はすぐに偏差値が伸びるタイプの科目ではありませんが、継続が力につながりやすいため、焦らずじっくり取り組んでいきたいです。

家庭学習の方向性:算数の安定化と国語の底上げを並行して

今回のテストから振り返ると、今後7か月ほどの学習方針としては、次の2点を軸に進めていく予定です。

  • 算数:計算ミスを減らし、安定感を高める
  • 国語:記述の質を改善し、読み取りの精度を上げる

低学年では、「理解できているのにミスで落とす」というケースが最も成績に影響します。そのため、正答率の高い問題を確実に取り切る力を育てることが、今もっとも大切なポイントだと感じています。

その上で、少しずつ応用問題にも触れ、“考える力”を伸ばしていくことで、今後の成績にも良い影響が出てくるはずです。

まとめ:今回の結果は良い流れ。課題を明確にして次へつなげたい

2025年11月のSAPIX小2確認テストでは、2教科総合で上位約4%という結果になりました。算数・国語ともに課題はありますが、どれも改善できるポイントが明確で、次につながる内容だったと感じています。

今後も無理のないペースで家庭学習を続けつつ、日々の小さな積み重ねを大切にしていきたいです。同じように低学年の学習で悩む保護者の方の参考になれば嬉しく思います。