ブログを拝見すると、小学2年生で「漢検6級」に挑戦するご家庭が増えています。
6級の出題範囲は小学5年生までに学ぶ漢字640字。小学校低学年での合格は、先取り学習の成果として大きな達成感が得られるだけでなく、語彙力・読解力・表現力の基礎づくりにもつながると考えてます。
本記事では、現在小学2年生のお子さんが99日後(2025年10月19日)に実施される漢字検定6級を目指して取り組んでいる具体的な教材・学習スケジュール・家庭学習の工夫をご紹介します!
「まだ小2だけど受験できるの?」「どんな教材が必要?」「親はどう関わるべき?」といった疑問を持つ保護者の方に向けてまとめました!
目次
なぜ小学2年で漢検6級に挑戦?
多くの子どもたちが小学5年生ごろに受験する漢検6級ですが、早めの挑戦には以下のようなメリットがあります。
語彙力・読解力の基盤づくり
⇒ 国語の文章読解問題や作文でも活用できる言葉が増え、表現力に差が出てくると考えてます。
成功体験が自己肯定感につながる
⇒ 漢字検定10級を1年生から受験していていますが、合格するたびに「難しい試験に合格できた!」という喜びが、今後の学習意欲の源になります。
中学受験や英検との相乗効果も期待
⇒ 国語だけでなく、理科・社会・英語でも漢字知識が活かされ、学力全体が底上げされます。
最近では、低学年のうちから中学受験や英語検定などに意識を向けるご家庭が増えており、「早めに国語力を鍛えておく」ことが、のちの学習をスムーズにするという考え方が浸透してきているのではないかと思われます。
過去合格
受検月 | 級 | 結果 |
---|---|---|
2024年6月 | 10級 | 合格:小1 |
2024年10月 | 9級 | 合格:小1 |
2025年2月 | 8級 | 合格:小1 |
2025年6月 | 7級 | 合格予定(笑):小2 |
漢検6級の出題範囲と合格基準
出題内容の概要
対象漢字数:835字(小学校5年生修了程度までの漢字)
出題形式:読み・書き・部首・熟語の構成・送りがな・四字熟語など
記述中心で、マーク式ではなく「自分の字で書く」ことが求められる点も重要です。
合格基準(2024年度参考)
試験形式 | 配点 | 合格点(目安) |
---|---|---|
200点満点(60分間) | 200点 | 約140点(70%) |
※すべての漢字を完璧に覚える必要はなく、合格ラインを意識した学習戦略が効果的!
使用教材はこの3冊に決まり!
小学2年生でも無理なく取り組めて、実際に効果を感じられている漢検公式教材3冊をご紹介します。以前からご紹介している三点です!
① いちまるとはじめよう!わくわく漢検6級
【発行】日本漢字能力検定協会
【特徴】かわいいキャラクターと豊富なイラストで、子どもが楽しく学習できる構成
【おすすめポイント】
・初学者向けにぴったり
・1ページずつ無理なく進められる
・苦手意識を感じにくいレイアウト。シールあり!
▶ 最初の1冊に最適。小2でも「楽しい!」と感じやすい入門教材です。
② 漢検6級 漢字学習ステップ
【発行】日本漢字能力検定協会
【特徴】漢字の意味・用法・読み・書きなどを体系的に学べる構成。出題形式に近い練習問題も豊富。
【おすすめポイント】
・ステップ形式で理解しやすい
・本番対策に直結する練習が充実
・書いて覚える習慣が自然に身につく(漢字学習ノート付)
▶ 1日1〜2ページずつ継続するだけで、数ヶ月後には大きな力になります。
③ 漢検6級 過去問題集
【発行】日本漢字能力検定協会
【特徴】最新12回分の過去問を収録。実際の試験に近い構成で、形式・時間配分を体感できる。
【おすすめポイント】
・直前期の総仕上げにぴったり
・間違えた問題を復習しやすい
・自信がつく・弱点が見える
▶ 試験2~3週前から毎日解いて、本番モードに慣れる。→分からない漢字を別ノートにストックしておく!
99日間の学習スケジュール例
<今〜試験3か月前:基礎固め期>
教材①+②を使って、漢字の意味や使い方に慣れる→漢字だけは予め親が記載しておき、まずは覚えていく!
1日15〜20分程度を目安に、無理なく取り組む
声に出して読む+書いて覚えるの反復が基本
▶ 「間違えても大丈夫!」というスタンスで楽しく進めるのがポイントです。
<試験2か月前〜1か月前:実力強化期>
教材②の2周目に入り、理解を定着
苦手な漢字をリストアップして集中的に復習
▶ 「覚えたつもり」を防ぐため、アウトプット中心の学習に切り替えましょう。
<試験1か月前〜直前期:本番対策期>
教材③(過去問)を使い、時間を計って練習
本番形式の練習を毎日一回分繰り返す
間違えた問題をノートにまとめ、翌日復習
▶ 過去問の点数だけに一喜一憂せず、復習重視・ミス分析を徹底します。
家庭学習を続けるコツと親のサポート
小学2年生が自発的に学び続けるのは簡単なことではありません。だからこそ、保護者の「さりげないサポート」が鍵になります。
毎日続けるコツ
「今日もがんばったね」としっかり褒める
チェック表やカレンダーで達成感を見える化
分からないときは一緒に考えるスタンス
疲れている日は無理に行わない!(5分だけ音読でもOK!)
重要なのは、継続を目的にしないこと。「楽しく学ぶ」「できたを実感する」ことが、最終的に継続につながります。
まとめ|コツコツ積み上げて10月の合格を目指そう
2025年10月の漢字検定6級合格まで、あと99日。
小学2年生にとっては決して簡単な挑戦ではありませんが、毎日の少しずつの積み上げが、やがて大きな自信につながると考えてます。
今回ご紹介した3冊の教材を使えば、初学者でも無理なく合格ラインを目指すことが可能です。
焦らず、比べず、コツコツと。親子で一緒に取り組むことで、学ぶことの楽しさも感じられると思います。
漢字検定を上手に組み合わせ、お子様の国語力を着実に育てていきましょう!
これから学年以上の漢字検定を目指すご家庭にとって、この記録が少しでも参考になれば嬉しいです!