2025年1月に実施された「SAPIX 新学年組分けテスト(新2年生)」の結果が返却されました。受験者の中では比較的早い段階から中学受験に向けた取り組みをされているご家庭も多く、競争も徐々に本格化しつつあります。
今回のテスト結果をもとに、今後の家庭学習の方針、他塾との比較、さらに今後予定している模試や検定をもとにした年間の学習戦略について詳しく紹介します。
同じようにSAPIXなどの進学塾に通うご家庭、あるいはこれから通塾を検討されている方の参考になれば幸いです
目次
SAPIX「新学年組分けテスト」の結果概要
まず、今回の新学年組分けテスト(2025年1月実施)の結果は以下の通りです:
2教科合計:偏差値70前後(上位3%前後)
算数:偏差値70前後(上位3%前後)
国語:偏差値60前後(上位10%前後)
算数では非常に安定した成績を維持しており、国語についても波がありますが上位層に食い込んでいます。塾の先生からは「この学年のテストは日々のコンディション次第で点数が大きく変動する」とのお話もありましたので、結果に一喜一憂せず、日々の学習を丁寧に積み重ねることが大切だと改めて感じています。
参考データ:SAPIX模試の受験者数推移
模試の受験者数からも、SAPIXの規模感や人気が伺えます。
模試名 | 受験者数 |
---|---|
2024年7月 組分けテスト(1年生) | 1,338名 |
2024年7月 復習テスト(1年生) | 1,163名 |
2024年10月 確認テスト(1年生) | 1,224名 |
2025年1月 新学年組分けテスト(新2年生) | 1,442名 |
これらの数値を見る限り、SAPIXは継続的に約1,300〜1,400人規模の受験者を維持しており、母集団の安定性が見て取れます。他塾と比較すると、たとえば「早稲田アカデミーのチャレンジテスト(1年生)」は約830人規模で、SAPIXは早稲アカの約1.5倍前後の受験者数となっています。
現在の学力の立ち位置と補足データ
家庭学習では、公文式や検定試験も活用し、学力の基礎を日々鍛えています。
公文(2025年1月時点)
- 算数:C140(小3相当)
- 国語:BⅡ190(小2〜小3相当)漢字検定
- 9級・10級合格済み
- 2025年2月に「8級(小3相当)」受験予定英語(英検)
- 2025年6月:英検5級(中1レベル)受験予定
- 2025年10月:英検4級(中2レベル)受験予定
少し先取りする形で進めていますが、急ぎすぎず「理解の定着」を意識しています。
今後の模試・検定予定と戦略
以下が、2025年に予定している模試・検定一覧です:
月 | イベント |
---|---|
1月 | SAPIX組分け+復習テスト |
2月 | 漢検8級/四谷大塚リトルスクール模試 |
3月 | ワセアカチャレンジテスト |
5月 | SAPIX確認テスト |
6月 | 英検5級 |
7月 | SAPIX確認テスト |
10月 | 英検4級 |
今後の課題と学習対策
今回の結果や日々の学習を通して見えてきた課題と、それに対する具体的な対策は以下の通りです。
① 国語の強化
国語が他の科目と比べてややブレが見られるため、表現力・読解力を育てる必要があります。
対策:
音読(物語文+説明文)例:デイリーサピックス、公文
語彙ノートを活用した言葉の定着 例:言葉力1100
読書習慣の強化(週1冊以上を目標)
② 外部模試・漢字/英語検定
「目標設定」の観点からも、外部模試や漢字/英語検定を活用。
対策:
結果だけでなく「間違えた原因」の分析
模試前に苦手単元をピンポイント復習
英検や漢検もペースメーカーとして活用
③ 習慣化された家庭学習
「日々のルーチン」が欠かせません。
学習習慣例:
朝学習(計算+語彙)10分
帰宅後:SAPIX宿題/音読/読書30分
週末:復習+検定対策
まとめ
気をつけたいのは「先取り」ではなく「深い理解」です。
よく言われているのが、特にこの時期は、
勉強=楽しいと感じること
失敗しても大丈夫という安心感
小さな成功体験の積み重ね
この3つが、学習意欲を持続させる大きな鍵になるそうです。
今回のSAPIX組分けテストの結果も一つの節目として、これからも無理のない学習習慣を大切にしながら、少しずつステップアップしていきたいと思います。
最後に
この記事が、SAPIXや他塾を検討されている方、また同じようにお子さまの学習支援をされている保護者の方の参考になれば幸いです。
ご質問やご相談がありましたら、コメント・お問い合わせからぜひお寄せください!