目次
はじめに|“小1の壁”を超えるために、家庭でできることとは?
「小学校に入ったけど、家庭学習はどうすれば?」
「周りの子は何をやっているの?」
「先取りって必要?」
そんな疑問を持つ保護者の方も多いのではないでしょうか。
小学校1年生は、初めて「学校の勉強」が本格的に始まる学年。
一方で、学習習慣の有無や基礎力の差が、早くも見え始める時期でもあります。
この記事では、我が家の実例をもとに、
-
市販教材の選び方と実際に使った感想
-
公文や検定(漢字検定など)の活用方法
-
大手塾の模試を通じた「実力把握」の大切さ
をご紹介します。
中学受験を視野に入れている方や、学習習慣を身につけさせたい方にとってヒントになれば幸いです。
小学1年生で実際に使った市販教材
まずは「基礎を固める」教材選びから
市販教材を選ぶときのポイントは、
-
子どもが無理なく進められるレベル感
-
1日10〜15分で終わる分量
-
飽きずに続けられるデザインや構成
を意識しました。
以下は、実際に使って「よかった!」と感じた教材です。
<国語編>
-
リーダードリル〈小学1年の漢字〉(四谷大塚)
→ 書き順や音読み・訓読みの説明もあり、漢字検定対策にも◎。 -
ハイクラステスト〈読解力〉・〈国語〉(受験研究社)
→ 文章量は少し多め。読み解く力を育てるステップアップ教材として活用。 -
トップクラス問題集〈国語 小学1年〉(文理)
→ 難易度高め。読み取り+記述力も問われる内容で、読解力の“底力”を確認できる一冊。
<算数編>
-
リーダードリル〈計算〉・〈図形と文章題〉(四谷大塚)
→ 日々の反復に最適。図形問題の導入にもスムーズ。 -
基本トレーニング12級シリーズ(受験研究社)
→ 「計算」「文章題・図形」など、単元別に分かれていて使いやすい。 -
ハイクラステスト〈算数〉・〈文章題・図形〉(受験研究社)
→ 難しめだが、発展的な問題への“慣れ”にもつながった。 -
トップクラス問題集〈さんすう 小学1年〉(文理)
→ 記述あり・思考力問題ありで、最レベ問題の前段階として非常に良質。
市販教材をやみくもにこなすのはNG?
どんなに良い教材でも、「解けた=理解した」ではありません。
特に算数の文章題や国語の読解など、「できたつもり」になってしまいがち。
そうならないために、“やりっぱなし”にせず、定期的に模試や実力テストで確認することが重要だと感じました。
公文再スタート|基礎力・計算力・語彙力の底上げに
10月から公文再開|選んだ理由は“リズム”と“習慣化”
1年の後半、2024年10月から再び公文式に入会(算数B/国語AⅡ)。
選んだ理由は、「家庭で毎日コツコツ取り組むスタイル」に我が子が合っていたからです。
また、漢字・語彙・計算のような反復と積み重ねで力がつく分野では、公文は非常に頼もしい存在です。
漢字検定の活用|小さな“合格体験”が大きな自信に
受検履歴(2024年〜2025年)
-
2024年10月:漢検9級 合格(小2修了相当)
-
2025年2月:漢検8級 (予定)
-
2025年6月:漢検7級(予定)
使用教材
-
『いちまるとはじめよう!わくわく漢検』
-
『漢字学習ステップ 改訂二版(ワイド版)』
-
『漢検過去問題集』
1回30日〜40日で1冊仕上がるペースで取り組み、1級分につき2周学習を基本にしています。
特に「いちまるシリーズ」は、マンガ・語呂合わせ・クイズなどが満載で、漢字へのハードルが低くなるのでおすすめです。
模試で実力チェック|本当に“力がついているか”をチェック
模試・テスト受験予定(2025年)
日程 | テスト名 | 主催 |
---|---|---|
3/16 | 全国テスト | 日能研 |
3月 | 新学年組分け | SAPIX |
5月 | 確認テスト | SAPIX |
6月 | 英検5級 | 日本英語検定協会 |
6月 | 全国統一小学生テスト | 早稲田アカデミー |
6月 | ワセアカチャレンジ | 早稲田アカデミー |
7月 | 確認テスト | SAPIX |
10月 | 英検4級 | 日本英語検定協会 |
受けて良かったこと
-
本人の「今の力」を客観的に把握できる
-
得意・不得意が明確になる
-
学習のモチベーションが上がる
偏差値を確認する為だけではなく、「記述力・処理速度・思考力」といった要素を見抜く貴重な機会。特に四谷大塚や早稲田アカデミーのチャレンジテストは、無料で本格的な内容なのも魅力です。
おわりに|親が“可視化”してあげることが、学びの第一歩
「何をどれだけやってきたのか」
「今、どこまでできていて、何が課題なのか」
“見える化”こそが、小1の学びを次のステップへ進めるカギになると感じています。
我が家では、市販教材 + 公文 → 模試・検定という流れを通して、
子どもの自信・習慣・基礎学力の3本柱を少しずつ整えてきました。
おすすめの今後の一歩
-
市販教材は目的別に使い分けて、やりすぎに注意
-
定期的に模試や検定で“実力チェック”を習慣化
-
好きな分野(漢字・英語など)は伸ばしてあげる
あれもこれもと焦るより、1冊・1回を丁寧にこなすことが大切。
そして、学びの棚卸しをして、「できた!」を積み重ねる経験を、親子で共有していきたいですね。