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はじめに|公文英語の進度と検定スコアの関係
「公文の英語、順調に進んでいるけど、そろそろ英検やTOEFLも受けた方がいいのかな?」
そんなふうに感じる保護者の方も多いのではないでしょうか。
実は、公文の英語教材は「英検とのスコア相関」が公式にも示されており、進度に応じて受験すべき級が明確にされています。
この記事では、最新の公文公式情報に基づき、G・H・I教材終了時点の英検・TOEFLとの関係性、受験の目安、各試験の特徴や注意点を、紹介いたします。
公文英語教材と英検・TOEFLのスコア相関
公式情報によると、公文英語の進度ごとの英検相当レベルは以下のとおりです。
公文英語教材 | 英検スコア目安 | TOEFLスコア目安 | 内容のレベル |
---|---|---|---|
G教材終了時 | 英検5級 | TOEFL Primary Step 2 | 中1レベルの基礎文法(be動詞、疑問文など) |
H教材終了時 | 英検4級 | TOEFL Primary Step 2(高得点) | 中1後半〜中2初期(進行形・助動詞・比較など) |
I教材終了時 | 英検3級 | TOEFL Junior | 中2〜中3レベル(受動態・現在完了・関係代名詞など) |
※公式サイト:小学生でも英検®合格できる
英検・TOEFL、それぞれの特徴と選び方
英検(実用英語技能検定)の特徴
【メリット】
日本国内での認知度が高く、入試や内申で有利になるケースが多い
リーディング・リスニング・ライティング・スピーキングの4技能が段階的に評価される
【デメリット】
一部に日本語訳が含まれ、公文の“英語で理解する”学習とは異なる形式
3級以上からは英作文対策が必要
→ 公文とは別に、過去問や単語帳の併用が推奨されます。

TOEFL(Primary / Junior)の特徴
【メリット】
問題・音声ともに完全英語。読む・聞く力を国際基準で測定
スピーキング・ライティングがなく、公文で鍛えた音読・リスニング力が活きる
【デメリット】
国内入試では英検ほどの影響力がない
英語による出題形式に初回は戸惑うことも
→ 特に小学生のうちはTOEFL Primary → Juniorを活用し、実力を客観視するのにおすすめです。
いつ受験する?進度別のおすすめ時期と試験
公文教材終了時点 | おすすめ検定 | 解説 |
---|---|---|
G教材終了時 | 英検5級 / TOEFL Primary Step 2 | 英語学習の入り口。中学英語の基礎を確認できる |
H教材終了時 | 英検4級 / TOEFL Primary Step 2(200点前後) | 少し複雑な文法もカバー。実用的な表現が増える |
I教材終了時 | 英検3級 / TOEFL Junior | 長文読解や作文力が求められる本格的な検定対策開始 |
※英検3級以上は英作文対策が必須になるため、公文+市販教材(パス単・英作文ドリル)の活用がおすすめです。
英検とTOEFL、どちらを優先する?
判断基準 | 英検がおすすめ | TOEFLがおすすめ |
---|---|---|
入試や内申に活かしたい | ◎ | △(※徐々に多くなってきている) |
読解力やリスニング力を客観的に測りたい | △ | ◎ |
ライティングも鍛えたい | ◎ | △(スピーキング・ライティングなし) |
公文式で身につけた「英語感覚」を試したい | △ | ◎ |
公文式+資格試験は、実力可視化とモチベーション維持に最適!?
公文式英語は「読む・聞く・理解する」を重視したカリキュラム。
資格試験はその力を“スコア”という形で可視化する絶好のツールです。
スコアで「できること」が分かる
試験日を目標に学習習慣が整う
弱点が見えて、補強がしやすくなる
ただし、「合格すること」自体が目的にならないようしましょう!
あくまで、自身の英語力を知り、成長のきっかけにすることが大切だと感じています。
まとめ|G教材=英検5級、I教材で英検3級。焦らず段階的に
最新の公文公式情報によれば、
G教材終了時点:英検5級相当
H教材終了時点:英検4級相当
I教材終了時点:英検3級相当
と明記されています。これを基準に、TOEFLや英検を上手に組み合わせ、お子様の英語力を着実に育てていきましょう。
これから英検・TOFLEを目指すご家庭にとって、この記録が少しでも参考になればうれしいです