先日、早稲田アカデミー主催の「ワセアカチャレンジテスト」を、小学1年生の子どもが初めて受験してきました。対象は年長〜小2(新小1〜新小3)で、いわゆるオープン模試の入門編という位置づけのテストです。
今回はその様子や、当日併設されていた保護者会や解説授業、カウンセリングなどについても詳しくレポートします。また、模試の難易度や取り組んでみて分かった家庭学習の課題についても触れますので、「うちも受けてみようかな」と検討中の方の参考になれば幸いです。
目次
ワセアカチャレンジテストとは?
まずは、今回受験したワセアカチャレンジテスト(早稲田アカデミー)について簡単にご紹介します。
対象学年:
-
年長〜小2(新小1〜新小3)
特典として付いてくるサービス:
-
Web成績帳票の公開
-
保護者会(教育方針・受験情報の提供)
-
無料の解説授業(親子参加)
-
個別学習カウンセリングの実施
目的:
-
現時点での学力レベルを客観的に把握
-
中学受験準備の入口としての自己診断
-
他塾との比較や今後の学習方針の検討
受験料は無料で、ここまで充実したサポートが付いてくるのは非常にありがたい内容でした。
当日の流れと保護者会について
当日は、保護者も一緒に会場に入り、別室での説明会+テスト解説授業を受けることができました。
保護者会で得た情報:
-
低学年からの中学受験準備の心構え
-
成績データの活用方法
-
学年ごとの課題と期待される力
-
家庭学習と塾の役割
早稲田アカデミーの先生方のプレゼンは非常に分かりやすく、「家庭の関わり方次第で伸びが大きく変わる」という点を強調されていました。
テスト問題の難易度:小1にはなかなかの壁
さて、肝心のテストですが…。
結論から言うと、「正直、かなり難しい」と感じました。
親が問題を見て驚いたポイント:
-
文章量が多く、読解力が試される
-
ことわざや語彙など、日常で触れていない内容も出題
-
問題の意味を「自分で理解して考える力」が求められる
-
制限時間20分でこの内容…!? と本気で驚きました
おそらく、しっかり対策をしていないと「時間が足りない or 手が止まる」お子さんも多いのではないでしょうか。実際、我が家も結果は惨敗(苦笑)でした。
「ボロボロでもOK」と気づけたこと
もちろん、良い結果は出ませんでしたが、それ以上に得られた学びが大きかったです。
1. 「考える」問題にもっと慣れさせる必要あり
漢字や計算といった「正解が一つ」の問題に慣れていると、「思考を要する問題」に戸惑ってしまいます。
特に、初見の文章を読み取って、文脈や論理で答えを導くタイプの問題は、小1にはまだまだ訓練が必要。これはSAPIXや四谷大塚の模試でも同じ傾向があります。
2. 語彙力・常識力が不足していることに気づいた
「ことわざ」など、普段の会話や本の中で自然に触れないと覚えないような内容が多く、「あ、これは教えてないや…」という発見が多数。
今後は読書や語彙ノート、親子の会話の中で知識を広げていく必要性を痛感しました。
書店で「思考力を育てる教材」探しへ
帰宅後、親として感じたのは、「もっと考える問題を日常的に解く」でした。
公文や反復ドリルは基礎力には非常に良いですが、「初めて見る問題にどうアプローチするか」という力は別軸の訓練が必要だと思われました。
今後は、時間があれば以下のような教材を追加していく予定です:
思考力を育てる教材候補
-
SAPIX「きらめき算数脳」
- SAPIX「きらめき思考力パズル 」
書店で実際に中身を確認しながら、楽しく&続けられる工夫のある教材を選んでいきます。
現在の学習状況(参考データ)
ワセアカチャレンジテスト受験時点での子どもの学習状況は以下の通りです:
公文
-
算数:C55(小3相当)
-
国語:BⅠ190(小2相当)
漢検
-
9級(小3相当)合格済
基礎的な読み書き・計算は先取りしていますが、今回の模試では、「知識+思考の融合」がまだ未熟であることが浮き彫りになりました。
まとめ:失敗こそ財産!模試は“今”を知るための手段
今回のワセアカチャレンジテストは、「点数」ではなく、「これからの学習方針」を考えるきっかけになったと感じています。
得られた気づき
-
思考力問題への取り組みが必要
-
語彙力・言語感覚の養成が急務
-
模試で客観的な立ち位置を知るのは非常に有効
模試で点が取れなくても、何が足りないかを親子で一緒に発見できるのは大きな収穫です。
これからチャレンジテストを受ける方へ
-
結果は気にせずOK!大切なのは「今」を知ること
-
保護者会・解説授業はぜひ参加をおすすめします
-
受験後は親子で振り返りをして、成長の糧に
この記事が、同じように中学受験を見据えて動き出している保護者の皆さんの参考になれば幸いです。
今後も模試や検定、学習法に関する記事を更新していきますので、ぜひご覧ください!