サピックス

小学1年:SAPIX 10月確認テストを振り返って|偏差値・結果分析と今後の学習習慣づくり

中学受験に向けて、小学1年生からSAPIXに通塾しているご家庭も少なくありません。先日、10月度のSAPIX確認テスト(小1)が実施され、わが家でも結果が返ってきました。今回は、その結果をもとに現時点での課題と今後の対策、低学年から取り組む学習習慣の重要性についてまとめました。

これからSAPIXに通わせようかと考えている方、低学年から中学受験に向けて準備を始めた方にとって、何かの参考になれば幸いです。

SAPIX 小学1年生・10月度確認テストの結果

今回の確認テストは、SAPIXに通塾する小学1年生が対象となるカリキュラム確認のためのテストです。2教科(国語・算数)の成績が出され、偏差値と順位がWeb上で確認できました。

わが家の結果(偏差値)

  • 2科目合計:偏差値55前後(上位28.5%)

  • 算数:偏差値50前後(上位59.4%)

  • 国語:偏差値60前後(上位6.5%)

国語は思った以上に好成績となりましたが、算数ではやや苦戦し、本人の実力を発揮しきれなかった印象です。

算数の失敗が今後の学びに

テストの実施後、本人から「時間が足りなかった」「最後まで見直せなかった」という声がありました。問題返却前ではありますが、以下のような課題があったのではと分析しています。

算数で見られた課題例

計算ミス、数字の書き間違い

問題文の読み飛ばし・読み間違い

時間配分の感覚がまだ未熟

出題形式に慣れていないことによる戸惑い

この時期のテスト結果は“絶対評価”ではありません。むしろ、今後の学習習慣を見直すヒントとして活用すべきと感じました。


国語は好成績も「読解の基礎力」の確認が必要

一方で、国語の結果は良好でした。語彙力や読解の土台が育ってきているのを感じる一方で、「たまたま得意なタイプの問題だった可能性」も否定できません。

今後の方針として、文章読解の“なぜそう思ったのか”を言葉にさせる習慣を引き続き続けていく予定です。低学年のうちは、読書量や日常会話の中での言語化が、後の記述力にもつながると判断しました。

公文との併用で「学習習慣の土台づくり」

現在わが家では、SAPIXと並行して公文式にも取り組んでいます。進度は以下の通りです。

算数:B140

国語:BⅠ10

公文の魅力は何といっても「毎日、机に向かう習慣。勉強する習慣」が自然と身につく点にあります。特に低学年期は、“やることが明確”な学習スタイルが親子にとって取り組みやすく、毎日のリズム作りにもなります。

SAPIXで扱う思考力問題や応用問題とは毛色が異なりますが、基礎の積み上げとして非常に相性が良いと感じています。

今後の学習対策|家庭学習ルーチンをどう作るか

今回の確認テストをきっかけに、学習スケジュールとルーチンの再構築を始めました。いまの小学生は学校+習い事+宿題で忙しく、限られた時間の中で効率よく学習を回す工夫が不可欠です。

具体的に意識しているポイント

  1. 同じ時間・場所で学習する習慣をつける

  2. 1日15〜30分でも「集中して取り組む」ことを目標に

  3. テスト返却後は「できたこと・できなかったこと」を一緒に振り返る

特に低学年では、机に向かう=ネガティブな行動にならないようにする工夫がとても大切です。ゲーム感覚で勉強したり、学習のあとはご褒美を用意したりと、子どもにとって前向きに取り組める仕掛け作りですかね。

「偏差値に一喜一憂しない」が低学年期の鉄則

偏差値や順位は確かにひとつの指標ではありますが、小1〜小2の段階では、学習習慣の定着こそが最重要テーマです。

中学受験を目指すご家庭にとって、つい結果に注目しがちですが、今は「できないことが見えた」こと自体が価値ある成果だと思っています。次にどう動くか、その視点を忘れずにいたいものです。

まとめ|低学年からできる中学受験の準備とは?

SAPIXの10月度確認テストを経て、今回改めて感じたのは、「日々の習慣がテストの結果に直結する」という当たり前の事実です。

  • 成績に伸び悩んだときこそ、振り返りと学びのチャンス

  • 公文や家庭学習をうまく活用して、無理なく習慣化

  • 偏差値ではなく、学ぶ姿勢・継続力を育てることに注力

中学受験は長いマラソンです。低学年のうちは、「楽しみながら力をつける」ことを第一に考え、焦らず、じっくりと子どもと向き合っていきたいと思います。